日本時間で1月2日の昼間に放送された木村拓哉主演のフジテレビドラマ'HERO'を見てしまった。UK時間だと深夜から早朝で結構厳しい時間帯なのだが、なぜだかその夜は初夢が気になったのか(笑)、寝付けられず、パソコンに灯を入れてついつい見てしまった。
ウィキペディアによると、この番組は2001年に放送されたかなり人気の高い番組だったそうであるが、自分はあまりこのころ作り物のドラマに興味がなくて見た記憶が一切ない。しかし、こうやって見ているとどうしても思ってしまう。
「ああ、俺も検事になりたかったんだよなぁ。。。。。」
と。引かれ者の小唄かもしれないけれど、法曹を目指して司法の世界を志していた自分にとってこのドラマを今視聴することは少々荷が重すぎた。自分は当初「切った」「張った」の刑事事件の方が興味深かったし、地味ではあるけれど検事の世界の方が面白く感じて合格したら任官しようと思っていた。
それが合格という結果を残せないことが続き、最後の方はそんなことも忘れてともかく受かりたいという気持ちしか残らないまま断念したけれど、このドラマを見てまたあの時の気持ちを思い出した。
「ああ、俺も検事になりたかったんだよなぁ。。。。。」
と。そりゃ確かに実際の刑事事件の捜査というのはあんなに華やかではないし、松たか子のような綺麗な検察事務官はいない(笑)。
自分の卒業した中央大学法学部の同期の人間が司法試験合格後の検察修習(合格後の公費によるインターンみたいなもの。実際の検察庁に配属されて事件を指導教官の下に取り扱う)を受けている際に遊びに行って、彼のアパートの部屋でこっそり実際の事件の一件書類(起訴状や弁解録取書、被疑者の取調調書、鑑定書など)を見せてもらったが、ちょっとした詐欺・横領被疑事件ですら相当の書類の束なのだから、実際の検事は捜査を担当するようなヒマはないのだろうけど、それでも木村拓哉が演ずるの久利生公平検事役は自分にとっては眩しく見えた。
あれから相当の年数が経つが、大学時代の同期が検事や弁護士になって成功している例を聞く。また現在通っているFootball Industries MBAの同期のコースメイトは卒業してすぐUKや欧州のクラブや世界的なスポーツメーカーに就職して活躍しているそうだ。
でも一番悲しいのは活躍するのはいつも「同期」であって、「自分」ではないこと。
それが最も情けなくて、最も悔しく、最ももどかしい。
最近のコメント