« 夜郎自大?-ポーランド・ドイツ旅行記(8) | トップページ | 旧ソ連圏の名残-ポーランド・ドイツ旅行記(10・終) »

2010年12月 7日 (火)

普通の観光地ではない-ポーランド・ドイツ旅行記(9)

「いらっしゃっている皆さんの中には観光地の1つと思われている方もいるかと思いますが、ここは少し違います。むしろ『慰霊の場所』、つまり墓地に近い場所と呼ぶ方が適当だと思います。」

 ここアウシュビッツで唯一のポーランド国立オシフィェンチウム(アウシュビッツのある町の名前)博物館日本語公式ガイド、中谷剛さんはこう言われた。

 確かに一見すると普通の観光地なのかもしれない。古い建物が立っている歴史的な名所だとも言いうる。

 しかし、そのあと中谷さんのガイデイングを聞きながらアウシュビッツの博物館を見て、単なる観光名所ではない、たくさんの無辜の人が殺された「人類の負の歴史」を示し、そしてその犠牲者を追悼する場所ということが実感できた。



Imgp1000

 実際の虐殺に使われたチクロンBという毒ガスを作る薬剤の空き缶の山


Imgp1001

 ここアウシュビッツにつれてこられたユダヤ人のバッグの山、山、山


Imgp0997

 ここアウシュビッツに連行されてきたユダヤ人が列車から降りる際の実際の写真。運搬に使用されたのは客車ではなく有蓋車という貨車だったそうだ。



 その他殺されたユダヤ人達の無数の櫛の山や囚人服、切り取られた髪の毛、そして個々の肖像写真などなど。。。。




 そのおびただしい数には圧倒されるというか声すら出なかった。

 




この場所を去る時、中谷さんがただの「観光地の1つ」ではないと言われた意味が腹の底からわかるような気がした。
Photo

|

« 夜郎自大?-ポーランド・ドイツ旅行記(8) | トップページ | 旧ソ連圏の名残-ポーランド・ドイツ旅行記(10・終) »

旅行・異文化比較」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/212554/50233016

この記事へのトラックバック一覧です: 普通の観光地ではない-ポーランド・ドイツ旅行記(9):

« 夜郎自大?-ポーランド・ドイツ旅行記(8) | トップページ | 旧ソ連圏の名残-ポーランド・ドイツ旅行記(10・終) »