先日、Youtubeで、98年フランスワールドカップアジア地区最終予選のダイジェストを見つけた。
ホームは初戦のウズベキスタン戦を除き全試合生観戦し、アウェイはソウル・蚕室スタジアムまで観戦に行き、ジョホールバルのラーキンスタジアムで震えた自分にとっては涙が出そうになる映像だった。
あの時は凄かった。選手もサポも必死だった。「何が何でもフランスへ行くぞ!」-思いは1つだった。どの試合も国立のスタンドが殺気だっていた。自由席の席取りをしていた友人はマジで1週間近く国立の脇にテントを張って泊まっていた。みな熱かった。もうあんな体験はできないのかと思うと、なんだか寂しい。
翻って、2010年ワールドカップアジア地区最終予選、日本代表はホームにてバーレーン代表を1-0で破り、A組の暫定1位になった。ほぼ80%は出場を確定させたといってもよい。しかし、しかし、だ。
勝つには勝ったけど、果たしてあれで良いのだろうか?と
日本サッカー協会は「世界のベスト8」を目指すと言っている。それなのに、アジアであの程度の相手になんだかもやもやが残る勝ち方で果たして本大会、グループリーグ突破すら危ういのではないのか、と。
つまり、世界でベスト8を狙うならば、韓国もイランもサウジもいない、眼下の敵はオーストラリアのみというヌルい組でバーレーンを足腰立たないくらいチンチンに叩き、ブッチギリで予選を突破するくらいでないと、本大会でベスト8なんて口が裂けても言えないだろう。
それなのに、サポーターはいつもの通り歌いまくり(苦笑)、メディアは予選突破ほぼ確定でよかったみたいな論調ではたしていいのか?と。ベスト8を狙うなら相手は間違いなく欧米・南米・アフリカのシード国が来るのだ。そんなチームを相手に勝たなければベスト8には絶対入れない。
確かに日本のサッカーは目覚しい発展を遂げ、選手のここのレベルも飛躍的に上った。アジアのどの国も日本と対戦するとなると、ドン引き戦術を取って警戒されるくらいの強豪国になった。そしてアジアのワールドカップ出場枠が98年から1つ増え、4.5になって楽にはなった。
でもまだまだ先は遠い、そんな気がしてならない。アジアでは図抜けても、そこから先が果てしなく遠い道のりに感じる。
この予選の結果に満足することなく、今度は予選でなくて本大会で97年の予選のようなドキドキ感を味わいたい。あの「修羅場」を経験してきたサッカーファンとしては。
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