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2008年12月 3日 (水)

臨時便で脱出

 といっても私のことではない。知り合いの人が件のタイ・バンコクの空港占拠騒動に巻き込まれた。すなわち、ネパールに行こうとしてバンコクでネパール行きの飛行機に乗り換えるためバンコクに滞在中、この占拠が始まってバンコクに幽閉されてしまったのだ。

 私のような単身の男性ならばまだバスや鉄道で陸路を通って隣国マレーシア・ラオス・カンボジア、あるいはタイ国内のチェンマイ・プーケットを経由して脱出ということが可能かもしれない。しかし、この知人は50代の女性。男の私のように行くわけでもない。幸いにも彼女は個人での海外旅行経験が私と比べ物にならないくらい多く、英語のみならずスペイン語も堪能という優秀な方で、幸いにも今回はPCを持って行ってネットにホテルの自室から繋げられたので情報収集をはかってANAの臨時便をゲットできたのだが、英語やタイ語を含む外国語が一切ダメ、ネットにもつながらない大多数のバンコクに幽閉された日本人旅行客の心細さには心中察するものがある。

 ところで、彼女が陸路移動を嫌った理由は予想がつく。さすがに彼女の年齢になるとタフな夜行を含む長距離の鉄道・バス移動はキツイというのがあるのではないかと思う。
 「鉄道の国」日本や欧州とは異なり、タイの陸上輸送の主力はバスである。鉄道はあるにはあるが速度も遅く、運行頻度も低くてメインの公共交通機関ではない。となるとバスとなるわけだが、今回のケースは一番近いアランヤプラテート(タイ)ポイペト(カンボジア)経由でタイ・カンボジア国境を越えてアンコールワットで有名なシェムリアプへの観光拠点まで動いても(ここからベトナムや中国の昆明に空路があって日本直行便に接続)バンコクを早朝に出て1日掛かりで夜にやっと着くくらい遠いのだ。このルートはバックパッカーには有名な国境越えであるが、20代30代の若い人達ならまだしも、さすがに彼女では体力的に辛いだろう。自分だってできることなら空路で移動したい。彼女が陸路移動に難色を示したのは納得しうる。

 しかし、もしタイに日本や欧州並みの鉄道があったらどうなるか?そこまで移動はきつくないだろうし、もっと快適に早く行けるはずである。旅客を運ぶキャパシティもバスの比ではない。。専用の軌道を使用する鉄道だからスピードアップも比較的容易である。仮に日本でタイと同じようことが起きたらどうなるか?成田(スワンナプーム)羽田(ドン・ムアン)空港が使えなくなったら、即効で中部なりに関空に振り返ればいい。あとは新幹線が繋いでくれる。これほどの混乱は起きないと思うのだ。

 そういう意味では日本の鉄道って、飛行機のバックアップにもなりうる優秀な、そして重要な公共交通機関なんだなぁと再確認した。

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