えー、グラスゴーに試合見に行ったのに、「寒い」だの「5ポンド紙幣」だのの話しかしてないので、そろそろ本筋のサッカーへ(笑)。
見てきた試合はUEFAチャンピオンズリーグ、グラスゴー・セルティック対ビジャレアルの試合だったが、自分はセルティックの他の選手はほとんど知らないので、日ごろあまりイングランドでは中継されない中村俊輔のプレーをずーっと見ていた。
どっちかというと、この選手に対して私の印象は、「技術は高くてうまいけど、持ってコネコネして攻撃が澱むんだよなぁ」というイメージがしていた。彼が若い頃は特にその印象が強かった。確かにいい選手ではある。でもなんかたいしてサッカー見る目のない(笑)日本のマスメディアが絶賛するほどの選手でもないという気はしていたし、かつての日本代表監督トルシエが2002年の代表候補からはずしたのもなんとなく納得ができた。
ところが、こちらに来てみて実際のプレーを1試合通じてみていると、「すげーいい選手になった」と膝を打ちたくなるように成長していた。特に守備面での向上は目を見張るものが(@_@;)。労を押しますチェイシングして、コースを切ってDFのボール奪取に貢献したり、あるいは後ろから忍び寄って体を相手選手とボールとの間にうまく入れてボールを奪ってみたり、パスコースを読んでインターセプト→すばやく反転して攻撃に入るというプレーが目に付く。しかも他のセルティックの選手と違ってほとんどファウルを犯さずにボールを奪うのであるから、相手側からしてみればいやな選手なんだろうな(笑)。マジで「ボランチできんじゃないの(・・?」といいたくなるような守備面の進歩はめざましい。
攻撃面でもボールを貰ったらすぐはたいて味方のプレーヤーに効果的なパスを出してボールを持つ時間が少なくなり、コネコネして攻撃のリズムが澱むというようなことはほとんどなかった。そればかりかパスレンジがえらく広いので、長いサイドチェンジを出したかと思えば相手DFの前で壁パスの壁の役をこなしていいパス出したりと、攻撃面でもかなり前とは変わったという感じ。
どうしても日本のテレビだとダイジェストなので攻撃面ばかりが強調されるが、こうやって1試合通じてみてみると、かなり印象が違って「いいオールラウンドの選手になった」という感じが強く残った。
ところで、ご存知かもしれないがジュビロ磐田の名波浩選手が現役を引退する。中村俊輔のプレーを見ていると、彼にすこしずつ近づいているように感じる。2000年のアジアカップで神がかり的な活躍を見せ、アジアカップのMVPにもなった名波。
「中村俊輔にも、2010年南アワールドカップで嘗ての名波のようなプレーが見られるといいなぁ」と思いながらスタジアムを後にした。
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