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2008年12月14日 (日)

グラスゴーへ行ってきた(2)

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 グラスゴーシリーズ第2弾、今日はお札の話。

 上記の写真2枚を見ていただきたい。1枚目2枚目共に上の方が自分が日常生活で使っているイングランドの5ポンド札。1枚目が表で、2枚目が裏である。

 「下のは何?同じように5ポンドって書いてあるけど(・・?」と読者のみなさんは疑問をお持ちになるかもしれない。これはスコットランド銀行発行のスコットランド5ポンド札で、1枚目が表で2枚目が裏である。価値的にはイングランドの5ポンドと等価値である。

 普通の国なら中央銀行が紙幣発行権を独占する。日本だと日本銀行という中央銀行が紙幣発行権を有する。同じくイングランド銀行も日銀と同じく政府の国庫を預かる中央銀行で、UKの通貨発行権を独占している。

 ところが、だ。紙幣発行権についてUKの中央政府は、スコットランド銀行(Bank of Scotland)、王立スコットランド銀行(Royal Bank of Scotland)、クライズデール銀行(Clydesdale Bank)の3つに対してもこれを与えてしまっている。だからスコットランドではイングランドのポンド紙幣にそれ以外の3つの銀行発行の紙幣が流通していて、自分はそのうちの1つのスコットランド銀行の紙幣を手にしてしまったというわけだ。
 もっと解りやすく言えば、日本だと日銀発行の紙幣の他に、例えば大阪や東北に本拠を持つ大きな2から3の銀行が政府公認の下に紙幣を発行して、そのローカルエリアではメインの紙幣になっているという、誠に摩訶不思議な状態が続いているというわけ>UK。

 でも一番始末が悪いのは、このスコットランド独自の紙幣が、イングランドで使おうとする拒否したり、いやな顔をされる場合があるというこ。イングランド銀行発行の5ポンド札なら、スコットランドで問題なく使えるが、その逆はそうストレートにはいかない。スコットランドを旅行してリバプールに来た友人が、リバプールのパブでこのスコットランドの紙幣を使おうとすると、受け取ってもらえなかったことがあった。建前上はスコットランドの紙幣でもイングランドで使えるはずなのだが、その辺はイングランドとスコットランドの歴史的な対立などもあって、外国人では推し量る事のできない魑魅魍魎としたドロドロとしたものがあるらしい(笑)。

 むろん、自分はさっさとこのスコットランド紙幣をさっさと使い切ってしまった。この5ポンドでサンドイッチと飲み物買ったら、2ポンドの硬貨でおつりが返ってきた。この硬貨は、UK全土で共通である^^;。

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